データ更新: 2026年9月6日時点

競艇データ分析|163,054レースで見るコース・決まり手・会場の傾向

BOAT RACE公式が配布する競走成績アーカイブから、2021年1月3日〜2026年9月6日の163,054レースを集計しました。印象論ではなく、実際の着順データが示す競艇の構造をご覧ください。

163,054集計レース
55.2%1号艇の1着率
52.4%決まり手「逃げ」
23対象ボートレース場
本日のレースをAIが採点した 競艇AI予想ボード も公開しています。

1. 艇番別の成績 — 1号艇はどれくらい強いのか

競艇が他の公営競技と決定的に違うのは、枠順そのものが極めて強い有利不利を持つ点です。集計結果は次のとおりです。

艇番出走数1着率2連対率3連対率
1号艇161,146
55.2%
72.7%
81.8%
2号艇161,176
14.1%
39.3%
58.0%
3号艇161,182
12.6%
34.2%
54.3%
4号艇161,124
10.1%
26.8%
46.7%
5号艇161,200
5.9%
18.0%
35.6%
6号艇161,178
3.1%
11.3%
27.1%

1号艇の1着率は55.2%。実に2レースに1回以上は1号艇が勝っている計算です。3連対率で見れば81.8%に達し、「1号艇を3着以内に固定する」という発想に統計的な裏付けがあることが分かります。

一方で6号艇の1着率はわずか3.1%。競馬の大外枠とは比較にならないほど、競艇の枠は結果を左右します。これは第1ターンマークまでの距離が内側ほど短いという、コース形状に由来する構造的な差です。

2. 決まり手の分布 — 半分以上が「逃げ」

決まり手件数割合
逃げ85,439
52.4%
まくり24,989
15.3%
差し21,014
12.9%
まくり差し19,239
11.8%
抜き11,032
6.8%
恵まれ1,341
0.8%

最多は逃げで全体の52.4%。さらに1号艇が勝ったレースに限ると、その決まり手は逃げ 95.1%、抜き 4.5%という内訳になり、1号艇の勝ちパターンはほぼ「逃げ」一本だと分かります。

裏を返せば、1号艇を負かすには「まくり」「差し」「まくり差し」といった外からの攻めが決まる必要があり、これらは合計しても4割程度です。1号艇の信頼度が高いのは、この決まり手の偏りからも説明できます。

3. 会場別の1号艇1着率 — 同じ競技でも水面が違えば結果が変わる

競艇は全国のボートレース場ごとに水面の性質が異なります。同じ1号艇でも、会場によって勝率は大きく変動します。

#ボートレース場対象レース数1号艇1着率
1丸亀6,333
63.8%
2徳山7,457
62.1%
3大村7,631
61.9%
4下関7,031
60.8%
5芦屋5,125
60.7%
6尼崎6,743
58.5%
7住之江7,452
58.3%
8常滑7,757
57.8%
97,137
57.5%
10宮島7,128
57.4%
11若松7,281
57.4%
12唐津6,685
55.7%
13児島7,168
54.7%
14びわこ6,396
54.4%
15蒲郡7,408
54.0%
16三国7,574
53.5%
17多摩川6,722
53.4%
18浜名湖7,327
51.7%
19桐生7,282
51.2%
20鳴門6,542
48.6%
21江戸川6,654
45.4%
22平和島7,009
44.5%
23戸田7,156
42.8%

最も1号艇が強い丸亀(63.8%)と、最も弱い戸田(42.8%)の差は21.0ポイント。これは「1号艇はだいたい5割強で勝つ」という全国平均だけを見ていては捉えられない、極めて大きな差です。

1号艇の信頼度は会場ごとに評価を変えるべきであり、これは予想において最も実用的な知見のひとつと言えます。

※ 福岡 は、配布アーカイブの着順データを本ツールが正しく解析できていないため、集計から除外しています(原因調査中)。

4. 級別の成績 — 実力差はどこまで数字に出るか

級別出走数1着率
A1240,803
27.2%
A2228,649
19.9%
B1437,291
10.8%
B260,263
4.7%

A1級とB2級では1着率に明確な差があります。ただし注意したいのは、この差が枠順の有利不利ほど大きくはないことです。1号艇と6号艇の差に比べれば、級別の差は穏やかです。競艇において「誰が乗るか」より「どこから出るか」が効くという事実は、予想の優先順位を考えるうえで重要です。

5. モーター2連対率は結果に効くのか

競艇ではモーターが抽選で割り当てられ、その調子が結果に影響すると言われます。モーター2連対率の帯ごとに、実際の1着率を集計しました。

モーター2連対率出走数1着率
0〜20%86,695
15.6%
20〜30%232,447
15.4%
30〜35%253,809
16.2%
35〜40%201,043
17.2%
40〜45%113,240
18.2%
45〜50%42,840
19.4%
50〜100%36,918
19.1%

モーター2連対率が高い帯ほど1着率も高い、という緩やかな右肩上がりの関係が確認できます。ただし最下位帯と最上位帯の差は数ポイントであり、枠順の差(55.2% 対 3.1%)に比べれば影響はずっと小さいと言えます。モーターは「決め手」ではなく「最後の一押し」として扱うのが妥当でしょう。

まとめ

データについて: 本ページの数値は、BOAT RACE公式が配布する競走成績アーカイブを取り込み、当サイトが独自に集計したものです。着順が正しく取得できたレースのみを対象とし、対象外となった14,339レースは集計に含めていません。他サイトのデータや予想を転載したものではありません。
競艇のさらに詳しい考え方は、的中率と回収率は、なぜ両立しないのか「危険な人気馬」はなぜ生まれるのか もあわせてご覧ください。

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