能力指標の効き方|出走表のどの数字を見るべきか
出走表には全国勝率・当地勝率・モーター・ボートと、似たような数字が並びます。どれも「2連対率」という同じ単位なのに、結果への効き方はまるで違います。同じ条件で比較しました。
19.2pt最も効く(全国2連対率)
0.8pt最も効かない(ボート2連対率)
24.0倍効き方の差
4指標比較対象
同じ帯で比べる
4つの指標を同じ区切りで分け、その帯に属する艇の1着率を並べました。右端の「差」は最高帯と最低帯の開きで、この値が大きいほどその指標は結果をよく分けていることになります。
| 指標 | 0〜25% | 25〜30% | 30〜35% | 35〜40% | 40〜45% | 45%以上 | 差 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 全国2連対率 | 8.0% | 12.0% | 15.2% | 19.1% | 22.3% | 27.2% | 19.2pt |
| 当地2連対率 | 10.5% | 14.0% | 15.7% | 18.5% | 20.9% | 25.7% | 15.2pt |
| モーター2連対率 | 15.4% | 15.4% | 16.2% | 17.2% | 18.2% | 19.3% | 3.9pt |
| ボート2連対率 | 16.4% | 16.2% | 16.6% | 17.0% | 17.0% | 16.8% | 0.8pt |
結論:見るべきは選手の数字。 全国2連対率が19.2ポイントの差を生むのに対し、ボート2連対率は0.8ポイントしか動きません。実に24.0倍の開きです。
モーターやボートの数字はつい目を引きますが、選手本人の成績のほうがはるかに強い情報です。機力は最後の一押しであって、判断の軸にはなりません。
モーターやボートの数字はつい目を引きますが、選手本人の成績のほうがはるかに強い情報です。機力は最後の一押しであって、判断の軸にはなりません。
とくにボート2連対率は0.8ポイント——帯を上から下まで見てもほとんど数字が動きません。これは実質的に情報を持っていないということです。ボートは抽選で割り当てられ、性能差が結果に表れるほど大きくないのでしょう。出走表で目にはしますが、予想の材料としては切り捨ててよい水準です。
モーターは3.9ポイントとボートよりは効きますが、選手の数字には遠く及びません。「モーターが良いから買う」という判断は、優先順位を間違えています。
フライング歴は影響するか
| F歴 | 出走数 | 1着率 |
|---|---|---|
| F歴なし | 864,879 | |
| F1本 | 8,284 |
F歴なしが16.8%に対し、F1本持ちは4.0%。その差は12.8ポイントです。
これは無視できない差です。 フライングを切った選手には次節以降に出場停止などのペナルティが科され、復帰後もスタートを慎重にせざるを得ません。競艇はスタートの数十分の一秒が着順を決める競技ですから、踏み込めないという制約がそのまま結果に出ます。
ただし因果の向きには注意してください。F持ちの選手が弱いのではなく、「F を持っている状態」が一時的に不利を生んでいると読むべきです。このハンデは期限が来れば解消します。
ただし因果の向きには注意してください。F持ちの選手が弱いのではなく、「F を持っている状態」が一時的に不利を生んでいると読むべきです。このハンデは期限が来れば解消します。
順位づけ
- 全国2連対率 … 19.2pt
- 当地2連対率 … 15.2pt
- モーター2連対率 … 3.9pt
- ボート2連対率 … 0.8pt
ただし忘れてはいけないのは、これら全部を合わせても進入コースの差(1コース54.9% 対 6コース1.9%)には遠く及ばないという点です。コースを見て、次に選手の数字を見る。この順序が競艇の正しい読み方です。
データについて: BOAT RACE公式が配布する競走成績アーカイブを取り込み、当サイトが独自に集計したものです。他サイトのデータや予想を転載したものではありません。着順が正しく取得できたレースのみを対象としています。