対象 2021年1月3日〜2026年7月25日 ・ 146,856レース

進入コース分析|「1号艇」と「1コース」は何が違うのか

競艇のデータでよく見る「1号艇の勝率」は、正確には枠番の話です。実際に結果を決めるのは、スタート時にどのコースから発進したか。この2つは同じようで、はっきり違います。

89.5%枠なり進入率
54.9%1コースの1着率
1.9%6コースの1着率
870,422集計した出走

コース別の成績

コース出走数1着率2連対率3連対率
1コース145,483
54.9%
72.2%
81.2%
2コース145,485
13.8%
39.1%
57.6%
3コース145,472
12.5%
34.0%
54.2%
4コース145,366
10.8%
28.1%
48.3%
5コース145,279
6.1%
18.5%
36.9%
6コース143,337
1.9%
8.1%
22.1%

1コースの1着率は54.9%、6コースは1.9%。その差は約29倍です。第1ターンマークまでの距離が内ほど短いという、コース形状に由来する構造的な差がそのまま数字に出ています。

枠番とコースのズレ = 「前づけ」の影響

枠なり進入率は89.5%。つまり約10回に1回は枠どおりに進入していません。外枠の選手が内側に押し込む「前づけ」が起きるためです。この差は、枠番別とコース別を並べると一目で分かります。

番号枠番別の1着率コース別の1着率
155.1%54.9%+0.2pt
214.1%13.8%+0.3pt
312.6%12.5%+0.1pt
410.1%10.8%-0.7pt
55.9%6.1%-0.2pt
63.1%1.9%+1.2pt
いちばん重要な発見: 6番の行を見てください。6号艇(枠)の1着率は3.1%ですが、6コース(実際の進入)は1.9%しかありません。差は+1.2ポイント。

これは「6号艇が勝つとき、その多くは6コースから勝っていない」ことを意味します。前づけで内側に入り込んだときにこそ、大外の選手は勝機を得ている。「6号艇だから消し」ではなく「6コースなら消し」が正しい読み方です。

1コースは誰のものか

1号艇が実際に進入したコースの内訳は次のとおりです。

1号艇はほぼ確実に1コースを取ります(98.8%)。逆に1コースを取った艇の内訳を見ても、その98.6%は1号艇です。つまり内枠では枠番とコースがほぼ一致するため、1号艇の話をするぶんには枠番で語っても実害はありません。

問題は外枠です。枠番とコースが乖離するのは主に4〜6番であり、ここを枠番だけで判断すると評価を誤ります。

まとめ

データについて: BOAT RACE公式が配布する競走成績アーカイブを取り込み、当サイトが独自に集計したものです。他サイトのデータや予想を転載したものではありません。着順が正しく取得できたレースのみを対象としています。

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